話題のn8nを私も使ってみたいけど、「本当に自分にも使えるのかな?」と不安になります
最近、ネットやSNSで「n8n(エヌエイトエヌ)」という名前をよく見かけるようになりました。「仕事を自動でやってくれる便利なツールらしい」「AIと組み合わせるとすごいことができる」といった話も聞きます。そんなn8n、私自身もすごく気になっています。
ただ、実際に使ってみようとすると「本当に使いこなせるのか」「何から始めればいいのか」といった不安も出てきました。
- パソコンがあまり得意じゃないけど本当に使えるの?
- 説明が英語ばかりで難しそう…
- そもそも自動化って自分に関係あるの?
この記事では、私のように「興味はあるけどちょっと不安」という人に向けて、わかりやすく、やさしくn8nを紹介していきます。どんなことができるのか、どこが簡単でどこが難しいのか、そしてどうやって始めればいいのかを、順番に解説します。
n8nってなに?どんなことができるの?
n8nは、いろんなサービスやアプリをつなげて、自動で作業をしてくれる便利なツールです。たとえばこんなことができます。
- 毎日決まった時間に、天気予報をLINEに送る
- お問い合わせメールが届いたら、Slackに通知
- TwitterやInstagramに同時に投稿
- Googleスプレッドシートに売上データを自動で記録
こういった作業は、いちいち手動でやると手間も時間もかかります。でも、n8nを使えば「自動化」できます。
n8nでは、「ノード」と呼ばれるブロックのようなものをつなげるだけで作業の流れを作ることができます。ノードは「メールを読む」「データを送る」「条件で分ける」など、1つ1つの作業を意味しています。それを線でつなげることで、自分だけの「ワークフロー(作業の流れ)」を作ることができます。
n8nは「ローコード」といって、コードを書く必要がほとんどありません。基本的にはマウス操作だけで作れるので、パソコンが苦手な人でも始めやすいです。
クラウド版(n8n Cloud)を使えば、インストールも不要で、ブラウザからすぐにスタートできます。
n8nは本当に初心者でも使えるの?
n8nは初心者でも使いやすいように作られていますが、「全部が簡単」というわけではありません。簡単な部分と、ちょっと難しい部分があります。
かんたんなこと(すぐできる!)
- ノードをつなげて「通知する」「書き込む」などのシンプルな自動化
- Googleスプレッドシートとの連携
- Slackなどの通知アプリとの接続
むずかしいこと(慣れが必要)
- 条件によって動きを変える(例:●●だったらA、そうじゃなければB)
- JavaScriptなどを使ったデータ処理
- 自分のサーバーにn8nを設置して動かす(セルフホスティング)
最初は「テンプレート」や「サンプル」を真似するだけで十分です。実際に動かしてみて、少しずつ自分のやりたいことに合わせて広げていけば大丈夫です。
また、公式サイトやコミュニティには、初心者向けの「使い方ガイド」や「動画チュートリアル」が用意されているので、調べながら進められます。
他のツールとくらべてどうなの?
n8nのような自動化ツールには、他にもいくつか有名なものがあります。それぞれ特徴が違うので、目的に合わせて選ぶことが大切です。
ツール名 | やさしさ | 料金 | サーバー準備 | 特ちょう |
---|---|---|---|---|
n8n | ふつう〜少しむずかしい | 無料〜有料 | 自分で準備が必要(クラウドなら不要) | 自由にカスタム、AIと連携もできる |
Zapier | とてもやさしい | 有料が多い | 必要なし | すぐに使えて、アプリ数が多い |
Make | やさしい | 無料あり | 必要なし | テンプレートが多くて使いやすい |
IFTTT | とてもやさしい | 無料あり | 必要なし | とてもシンプルな自動化向け |

ポイント:
- 「とにかく簡単に始めたい」人には Zapier や IFTTT
- 「もっと細かいことまで自分で決めたい」人には n8n
n8nは少し設定に慣れが必要ですが、そのぶん自由度が高く、他のツールではできないような複雑な自動化も可能です。
n8nではこんなことができる!
具体的に、n8nを使ってどんなことができるのか見てみましょう。
- データ収集:Webサイトから情報を集めてスプレッドシートに保存
- 通知連携:特定のキーワードがあるメールが届いたらSlackに通知
- ファイル管理:Google Driveのフォルダに新しいファイルが追加されたらLINEに通知
- 感情分析:お問合せフォームの内容をAIで読み取り、「怒ってる?」「喜んでる?」を判断
- SNS運用:ブログを更新したら自動でTwitterやInstagramに投稿
- スケジュール実行:毎朝8時に前日のデータを集計し、メールで送信
これらを全部「手作業」でやると、毎日何時間もかかるかもしれません。でもn8nを使えば、一度設定するだけで、自動的にやってくれるのです。
はじめての人がつまずきやすいところと対策
初心者の方がn8nを使うときに、つまずきやすいポイントをまとめました。
その1:インストールがむずかしい
→ パソコンにくわしくない人は、クラウド版(n8n Cloud)を選ぶと簡単です。
その2:日本語の情報が少ない
→ 英語の公式サイトが多いですが、日本語で紹介しているブログ(Qiita・Zennなど)やYouTubeも増えてきました。まずは「n8n 使い方」と検索してみましょう。
その3:セキュリティが気になる
→ クラウド版なら、セキュリティ対策がしっかりされています。自分でn8nを設置したい場合は、パスワード設定やIP制限をちゃんと行いましょう。
その4:やりたいことが複雑すぎる
→ まずは「できること」をテンプレートで確認しましょう。いきなり全部を作ろうとせず、小さなステップから始めるのがコツです。
n8nをはじめる手順(かんたんステップ)
n8nを始めるには、以下の流れで進めるのがおすすめです。
- n8n.io にアクセスして、無料トライアルに登録
- テンプレートから「できそうなワークフロー」を選ぶ
- ノードを見ながら内容を理解してみる
- 動かしてみて、結果を確認する
- 自分の業務や日常に合うように、少しずつ調整
- わからないことが出てきたら、コミュニティや動画で調べてみる
ポイントは、「ゼロから全部作らなくていい」ということ。これは初心者にとってとても安心できる要素なので、文章の前半でまず伝えておくと、読む人のハードルがぐっと下がります。すでに用意されたワークフローを見ながら、少しずつカスタマイズすることが成功の近道です。
まとめ:n8nはどんな初心者に向いている?
n8nは、ほんの少しの学びで、いろんな作業を自動でこなせるようになる、とても頼れるツールです。
こんな人にぴったりです:
- 簡単なツールでは物足りなくなってきた人
- 作業をもっと効率よくしたい人
- AIや自動化に興味がある人
- 長く使える本格的なツールを探している人
- お金をあまりかけずに始めたい人
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、少しずつ覚えていけば大丈夫。まずはn8n Cloudで体験して、自分のペースでステップアップしていきましょう。
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